「腹ペコ」が未来をひらく
「食育祭 in ふくおか 2012」食育祭最前線シンポジウム 報告
「腹ペコが未来をひらく ~足りないことの豊かさを知る~」より ⑦
(シンポジストのお話の一部紹介です)
下倉 樹(いつき)さん
(2,5歳児の母 “きっず~な”代表 食育イベントコーディネーター
調味料プロデューサーとしてご活躍)
山梨県富士吉田市ご出身と伺い、さぞや自然体験から得たお話をなさるものとの
勝手な予想が見事に外れた体験談から始まりました。
富士山の麓での田舎暮らしには、街以上に車は生活に欠かせないものであり、
食事も高校、大学でやっていたアルバイト先のハンバーガーを持ち帰り、
料理には全く関心を持たず、結婚後も妊娠中も同じような生活だったそうです。
お子さんが一歳になった頃に、「白いお砂糖は身体だけでなく精神的なところにも影響する」ということを聞いたことが食に興味を持つ切っ掛けとなり、
今では、若いお母さん方に、食の大切さを知って頂くために、
調味料の広報活動をする講師となってご活躍なさっています。
それは、若い子育て世代に、家計に負担の軽い調味料だけでも
本物を使って頂きたいと思いからだそうです。
「調味料についてわかったことは、
福岡市に関しては年間の一世帯当たりの醤油の購入金額は2千円、
それに対してドレッシング、マヨネーズは3千円です。
たれ、つゆは3千5百円、単体よりも抱合している調味料を買う方が増えています。
本物の調味料を買えば少量で個体のうまみを引き出す力があるのに残念です。
国産の大豆で作っているお醤油は0,2%しかなく、残りの99%が輸入物です。
世界に誇れる日本の醤油、味噌、酢の材料が輸入物に頼っています。
小さな子が大人になったときに本物の調味料が残っている世界にしたいと思って
活動しています.
又、食への関心と共に、生活を見直して、
シャンプーやボディソープ、石鹸を一切使わずに、
オーガニックコットンで髪も身体も顔も洗っています。
それと車のない生活を楽しんでいます。
車がないと人に頼ることが出来て、コミュニケーションが生まれ、
それは心地よい生活となっています」とお話くださいました。
このお話を伺いながら、人を大きく変え機縁となるのは「誰かを守りたい」
という強い想いであり、それが自らも輝かしているということを
下倉さんのお話をお聴きしながら改めて強く感じました。
*幼児教育、不登校支援、医療、農業、食育に関わってこられたシンポジストの
お話を順次ご紹介しています。
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